応用例

Cosmo-Z 応用例


イベントモードの活用

Cosmo-Zでは、イベント取得条件をユーザーが自由に変更することができます。

これにより、幅広い測定への適用が可能です。

ここでは、典型的な応用例を三つご紹介します。

 

イベント取得条件の変更方法

イベント取得条件とは、言い換えると「キャプチャトリガの発生する条件」のことで、これはUIから簡単に変更することが可能です。

トリガの詳細については、トリガについてをご覧ください。

 

イベント取得条件の変更には、「チャネルトリガ」とキャプチャトリガの設定が必要です。

  • チャネルトリガ:各入力信号に対するトリガ(トリガしきい値とトリガ種類)

トリガしきい値:0-4095(デフォルトは12ビット=4096)

トリガ種類:upper(U)/lower(L)/Falling Edge(FE)/Rising Edge(RE)/Cross (C)/Discri(D)/Don’t Care(DC)/Linkage(L)

  • キャプチャトリガ:チャネルトリガのパターン(OR/AND)

特定のチャネルトリガに対して、ORまたはANDのキャプチャトリガを生成します。

 

制約項目(2018.05.23時点)

現在のトリガー機構はコインシデンスウィンドウが設定できません。(例えばXX μsec以内に入ってきた信号を取る、といった設定不可)。しかし、トリガしきい値とトリガ種類の調整によって、精度は高くありませんが、コインシデンスウィンドウはある程度調整することが可能です。 (コインシデンスウィンドウ:複数の入力信号が同時に入ってきたとみなす時間ウィンドウのこと。信号の立ち上がり時間や波高ウォーク有無などの条件によって調整する必要があります。)